「女子的産業遺産探検」を読んで廃墟の歴史に思いをはせる

突然ですが、廃墟が好きです。

いや「好き」というのとはちょっと違うかもしれません。

何とも言えない魅力を感じるというか何というか…。

 

子どもの頃、実家の近所に廃墟になった「もやし工場」がありました。

外から見えるのはコンクリートの壁、割れた窓ガラス、放置されたブルドーザーくらいでした。

しかしなぜか惹かれたのです。

 

「なぜ使われなくなったんだろう?」「中はどうなっているんだろう?」「ここで働いていた人たちは今どうしているんだろう?」

色々と妄想していました。

今は解体されてしまいましたが、思えばそれが「廃墟の原体験」たったのかもしれません。

 

産業遺産探検家の前畑 温子さん

たまたまBSで廃墟(産業遺産?)探検のような番組を観ていて、前畑 温子さんという方を知りました。

1984年神戸市生まれ。
写真家兼産業遺産探検家。
雑貨屋さんで偶然手にしたトイカメラをきっかけに写真の世界に足を踏み入れ、近年はカメラと一緒に日本中の産業遺産を制覇するべく旅を重ねている。

公式サイトプロフィールより引用)

 

写真家でも廃墟好きの人がいるのか!しかも女性で!ということで調べてみると、「女子的産業遺産探検」という本を出版されていました。

AmazonでKindle版があったので即購入。

なんやかんやで忙しく、今更ながら読んだ次第です。

 

「女子的産業遺産探検」の内容

最初は写真集かと思っていたのですが、エッセイがメイン+写真という感じです。

エッセイ部分は一人の若い女性がトイカメラに興味を持ち、そこから廃墟、産業遺産を巡るようになる過程が、非常に活き活きと書かれています。

しかも軽快な関西弁なので非常に読みやすいですw

いや、しかし旦那様も廃墟つながりだったとは驚きました…。

 

 

そもそも産業遺産とは

たしかに廃墟であることには違いないのですが、

産業遺産(さんぎょういさん)とは、ある時代においてその地域に根付いていた産業の姿を伝える遺物や遺跡である。一方で歴史的背景があり、かつ現在も稼働している事例もあり、これは稼働遺産と区分する。日本の近代化遺産に顕著なように、産業遺産は産業革命以降の鉱工業の遺産を指す場合にしばしば用いられるが、「産業」には農林水産業や商業なども含まれるため、何をもって産業遺産とするかについては、専門家の中でも定義が一様ではない。
国際産業遺産保存委員会 (TICCIH) は、2003年に採択したニジニータギル憲章において「歴史的・技術的・社会的・建築学的、あるいは科学的価値のある産業文化の遺物からなる」と定義している。

(Wikipediaより引用)

 

一言で廃墟というと「廃病院」や「廃校」、そして幽霊や呪いといった方向に話が行きがちなきがします。

しかし産業遺産は、特に日本では明治期以降の近代化を支えた産業の遺構を指すことが多いようです。

有名な軍艦島などは、その最たる例でしょう。

 

自分で行くのは難しいので写真で

自分もカメラが好きですし、廃墟が好きです。

しかし自分で行くのはなかなか難しいのですよね。

  • 廃墟とはいえ私有地であれば、勝手に入るわけにはいかない
  • 何か事故でも起きた際に、一人では対処が難しい
  • たぶん近場(首都圏)にはあまり無い
  • etc

というわけで、写真集は非常に魅力的でした。

 

ちなみに前畑 温子さんは、産業遺産関連のイベントやツアーなども開催されているようです。

ご本人のサイトや、twitterで最新情報が見られます。

 


 

僕のように廃墟好きだけど、一人ではちょっと…という方はチェックしてみてください!

 

というわけで今回は以上!

 
photo credit: pop archaeologist Let them get what they pay for via photopin (license)