
先日、CDのリッピングをFLAC形式に変更するという記事を書きました。
MacでCDをFLAC形式でリッピングする「X Lossless Decoder(XLD)」
特にハイレゾ音源などでFLACがだいぶ一般的になってきているので、思い切って移行することにしました。あとはALACのアートワーク表示に対応していない機器・ソフトが多いのも理由の一つです。
その中で、
一番の理由は、ALACのアルバムアートワークの表示に対応していないオーディオ機器、ソフトが多いということです。
ALACはオープンソース化されているので、Apple製の機器意外でも対応しているものは多いです。
僕がメインで使用しているPioneerのN-50もアップデートで対応しました。
が、アートワークの表示に対応していません。
…とか書いているんですが、訂正します!
ALACとかFLACとか、そういう問題じゃなかった!!
問題はアートワークの画像サイズが160☓160pxを超えていることにありました。
色々と調べてみたのですが、DLNAという規格ではアートワークの画像サイズは160☓160pxが標準ということでした。
Conceiva Software Forums – DownloadStudio, Mezzmo
Conceiva Software, Mezzmo, DLNA server, DownloadStudio, download manager
つまりDLNA対応を謳っている製品では、それより大きいサイズのアートワークが表示できなくても別に問題ないということです。
機器やアプリによっては表示できるものもあるようですが、それはあくまでもメーカーや開発者が独自に対応しているもの。
”たまたま表示できているだけ”のようです(たぶん)。
というわけで、記事でも紹介した変換ソフトXLDで、楽にDLNA対応のアートワークを設定する方法をご紹介します。
▼親切に設定が用意されています。

大きい画像を自動でリサイズして埋め込んでくれます。
いちいち画像編集ソフトなどを使わなくても良いので楽です。
ただ欠点もありまして…。
160☓160pxって非常に小さい画像ですよね。
それを昨今の高解像度のスマホで表示すると…

このように残念な画質に…。
しかしこればっかりは規格の問題なので、しょうがないですね。
そんなところにタイムリーなニュースが。
DLNA解散。13年で40億台の音・映像のホームネットワーク相互接続を認定
ホームネットワークにおいて、異なるメーカー、機器間でのオーディオ、ビデオ等の相互互換性確保のために運用されてきた「DLNA」。そのDLNA認証を運営していたDigital Living Network Allianceが1月5日に解散を発表した。13年にわたり、2万5,000種類、40億台のデバイスを認証した。
DLNAが解散ですか…。
13年間の活動ということですから、まあ当時としては160☓160pxでも問題なかったのかもしれませんね。
なんと言いますか、一時代が終わった感。
何か別の新しい規格が出てきたりするんでしょうか…?
というわけで今回は以上!
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