
Web界隈的にはだいぶ古い話題になりますが、iOS 9から「コンテンツブロッカー」という機能が追加されています。
一言で説明すると、
コンテンツブロッカーに対応したアプリをインストールすると、Safariで広告を非表示に出来る。
というものです。
具体的な話や、それによる影響・問題点は色々なブログやメディアに掲載されています。
Itmediaにも詳しく書かれています。
Web広告を非表示にできるiOS 9の「コンテンツブロッカー」 Appleの狙いはなにか? (1/2)
iOS 9のSafariに搭載された「コンテンツブロッカー」。対応アプリを追加すると広告もブロックできるため大きな議論となった。Appleは何を狙っているのか、考察した。
で、昨日公開した記事にも書いたのですが、
このブログは45%がiOSからの閲覧です。
しかも扱っている内容がガジェットやWebサービスですので、その辺りの情報にもそれなりに詳しい人が多く見ている気がします。
そうすると当然、
結構な確率で広告がブロックされてるんじゃね…?
という結論にたどり着きます。
ただし元々それほどPVのあるブログではありませんし、ひょっとしたら取り越し苦労かもしれません。
じゃあ実験してみようというわけで、アンチAdBlockを導入してみることにしました。
日本製プラグインEnd of Adblock Cycle
今回使用するのはEnd of Adblock CycleというWordPressのプラグインです。
- 開発者の方が日本人なので扱いやすい
- 設定が簡単
- 結果が測定できる
という理由で選びました。
あくまでも実験ですのでそこまで時間をかけて設定したくありませんし、海外製のものはもっと攻撃的な表示だったりするんですよね…。
ドクロマークが出てきたりとか。
あと結果が測定できるという点。
また、Adblock等はGoogle Analyticsのコードを停止するためユーザー数の把握が困難でしたが、このプラグインではAdblockユーザーをカウントすることができます。 一般ユーザーとAdblockユーザーの割合を設定画面で表示することができます。
(引用:End of Adblock Cycle)
とのことで、実際にどれくらいのユーザーが広告ブロックを有効にしてこのブログに訪れたのかを測定することができます。
その結果しだいで、アンチAdBlockを継続して有効にするかどうか決めようというわけです。
設定方法
インストールについては他のプラグインと同様です。
以下からダウンロード→アップロード→有効にするだけです。
End of Adblock Cycle
Adblock等で広告を非表示にしてるユーザーへの警告や、ユーザー数の把握
▼すると「設定」の項目に追加されます。

さっそく設定していきます。

…と思ったんですけど、とりあえずこのままでも良さそうな感じですね…。
メッセージでhtmlタグが使えるのがありがたいです。
このままの状態でサイトを開いてみます。
(PC版のChromeにAdBlockを追加して検証しました。)
▼その結果がこちら。

コンテンツが白く隠され、設定した文言が表示されます。
このままでも良い気がしますが、味気ないので画像を追加してみることにします。
▼これは結構なインパクト…。

文字が小さいので、もう少し大きくして見やすくします。
▼よし、こんなもんでしょう。

▼ちなみにiPhone 6 Plusをエミュレートして表示するとこんな感じになります。

よし、いい感じです。
広告収入モデル自体を変えるのがベター
ここまで書いておいて、そして設定しておいてアレですが、そもそも広告収入(クリック型)というモデル自体を変える時に来ているかもしれませんね。
すでに成果報酬型の広告に切り替えている方や、noteで有料記事にしたり、サロンを開いたりと、有名ブロガーさん達は別の収益モデルに移りつつあります。
ブログを開設して、記事をたくさん書いて、Adsenseの審査に出して…というのはもう時代遅れかもしれません。
…が、ここのような零細ブログでは未だに広告に頼らざるを得ません。
そしてGoogleも収入の柱である広告事業を簡単に諦めることはないでしょう。
僕はひっそりと同行を伺っていきたいと思います。
というわけで今回は以上!