
はじめに
このブログでは、先日初めてPR記事を書きました。
相変わらずステマ問題がくすぶっていたり、クラウドソーシングでの悪どいライター募集案件が問題になっている昨今ですが、あえて挑戦してみることにしました。
ちなみにこのブログは本名+顔出しでやっています。
何かあれば全部直接降り掛かってきます。
そこまでのリスクを負う以上は、このブログの方針をここでまとめておきたいと思います。
そして実は同時期にもう1件執筆依頼をいただきました。
それがあまりにも酷いもので…。
ここではあまりネガティブなことを書きたくないのですが、同じようにブログを運営されている方や、ライターのクラウドソーシングに手を出そうとしている方への注意喚起という意味も含めて、書き留めておきたいと思います。
本ブログのPR記事に対しての方針
個人的には、ブログの中に広告記事が混ざることが悪いことだとは思いません。
それが”広告である”ということが明確であり、なおかつ読んだ人・記事を依頼した人(企業)・そして僕自身にプラスになるものであれば良いと思っています。
先出のPR記事を書くにあたっても、まず最初に以下の3点を確認させてもらいました。
- 記事のタイトルに【PR】と入れる
- 記事内の先頭に、これが企業から依頼を受けて執筆した記事であることを明記する
- 商品に関しては、良くないと感じた点も書く
以上、3点に問題がないかを確認したところ、快くOKを頂いたので記事を書いた次第です。
(ちなみにクーポンだけではなく、商品のレビューも後日公開しますのでお楽しみに。)
そして依頼者が良い人かどうか。
一応は取引ですので、嫌だな…と感じる人とはお付き合いしたくないのは当然のことです。
以上がこのブログのPR記事に関しての姿勢です。
問題の依頼内容とは…
さて、問題の執筆依頼に入っていきたいと思います。
本当は全文をコピーして載せたいところですが、大人げないのでやめておきます…。
要約すると、
- 自社メディアをいくつか運営している
- ガジェット系記事の執筆を依頼したい
- 1記事(1,500文字以上)で1,000円から
- 執筆した記事は自社メディアに掲載される
- ただし必ずしも1,000円からというわけではなく、交渉で決めたい
というもの。
こちらとしても地雷を踏みたくは無いので、ちゃんと調べましたよ。
もうどこから突っ込んで良いものやら…。
ここから先は少し言葉遣いが乱雑になりますが、ご了承下さいm(_ _)m
ク◯のような自社メディア
自社メディアの参考リンクが張ってあったので、見に行ってみました。
まあ、これが酷いもので。
リンクを貼りたくてたまりませんが、鋼の自制心で耐えます。
何と言いましょうか。
白米のようなサイトでした。
- 一応ご飯ではあるけれど、味付けもなにもない
- 一応サイトの体裁は成しているけれど、何の中身もない
あと僕のプロフィール欄を見てもらえばわかるんですけど(どうせ見てないでしょうけど)
PHP/Ruby/JavaScript/C/C++/Javaあたりを触れますが、他にも色々と広く浅くやっています。
って書いてますよね?
Webに関しては素人じゃないんです、というかプロなんです、それでご飯食べてるんです。
日々大量のWebサイトやトレンド、デザインに接しています。
そんな僕から見ると、貴社のメディはク◯です。
あと今はこんな便利なツールもありましてね。
Similarweb.com – Digital World Market Intelligence Platform
SimilarWeb.com is a market intelligence platform that provides data driven insights for any Website, App or Industry, worldwide.
(PVとかあまりあてにはならないですが、一応の目安にはなります。)
これで見てみたら、やはりお察しなレベルでした。
そんな自称「自社メディア」に掲載されるくらいなら、このブログに載せたほうがよっぽど見てえもらえるわ!
◯ソのような単価
僕はこのブログの収益で食っていこうとは考えていないので、面白いと思えば無償でも書きます。
ですがそっちから単価を提示してきたのですから、計算はさせてもらいます。
1記事(1,500文字以上)で1,000円から
1,000円とはいえ、一応金銭を受け取って納品するわけです。
そして1,500文字以上ですから、1時間で1記事はムリでしょう。
いや、仮に1時間でサクッと書いたとしても、時給1,000円ですよ。

バイトでもした方がいいっての。
もしくは個人で開発案件を請け負ったほうが、よほど良い。
(ちなみに僕の勤めている会社は副業OK)
クソのような日本語
最後に一番頭に来たのはこれなんですけど、
ただし必ずしも1,000円からというわけではなく、交渉で決めたい
交渉ってなんなの?お前は真下正義なの?

普通こういう文章で”交渉”という言葉を使いますか?
仕事でお客さんに、「値段については交渉させて下さい。」って言いますか?
「仕様を検討の上、ご相談させて下さい」とか言いませんか?
交渉でも意味的に間違いではないですけどね、だから良いってものでもないのが日本語の難しいところなんですよ。
「本はたくさん読みなさい。社会に出て言葉を知らないと、恥ずかしいよ」って死んだばっちゃが言ってた。
最後に
こんな弱小ブロガーが偉そうに言うことでもないのですが、執筆依頼を受けたときには以下の点に気をつけたほうが良いと思います。
- 信頼できる会社かどうか
- 成長の見込めるメディアかどうか(メディアが成長すれば、継続した発注、単価のUPが見込める)
- そして信頼できる人かどうか→在宅で稼げるなんて言葉で釣って、主婦層をターゲットにして使い捨てしようとする連中もいます。だったら自分でブログを開設して記事を書いた方が、よっぽど稼げますし、精神衛生上良いです。
…というわけで、何であれ依頼を受けるときは、相手のことをよく調べたほうが良いよ、という教訓でした。
ちなみに以上で2,320文字です。
これだけ書いても1,000円かそこらなんですよ…。
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