photo credit: JD Hancock via photopin cc
大好きなWebサービスでした
皆さんはFlickr(フリッカー)というWebサービスをご存知でしょうか。
一昔前に結構話題になった写真投稿サイトです。
投稿されている写真はかなりハイクオリティで、プロのような(というかたぶんプロ)すばらしい写真が沢山あります。
それらを適当に眺めているだけでも十分楽しめたものです。
雲行きが怪しくなってきたのは、2005年にアメリカのYahooに買収されてからです。
何だかそれっきり特に話題に上がることも無くなり、現在に至ります。
少し前にサイトデザインが一新され、本当に驚いたものです。
まだやる気あるんだ!
と。
企業は稼がなきゃいかんのはわかるけど
今回、このような記事を書くことを思い立ったのは、先日Yahooから届いた1通のメールがきっかけでした。
要約すると、
”6/30以降、Facebook とGoogleアカウントでのログイン機能を廃止するよ!
だから新しくYahooアカウントを作ってね!”
というものでした。
そりゃ無いでしょう!
きっとYahooアカウントでしかログインできなようにすることで、Yahooユーザを増やしたいという意図なのでしょうが、ユーザには何の得にもなりません。
使いたいのはFlickrであって、Yahooではないのです。
きっとこのようなことは、今までも他のサービスで幾度となく繰り返されてきたのでしょう。
企業側の立場で考えてみる
批判ばかりでもアレですし、僕も一応Webサービスを提供する仕事をしているので、逆の立場から考えてみます。
きっとFlickrはほとんど収益を産み出していないのでしょう。
現在の収益モデルは大きく2つです。
- 有料会員
- 広告収入
ここからは想像でしか無いのですが、有料会員はそれほど多いという気がしません。
単体で収益を産み出さないのであれば、他の形で親のYahooに貢献しなくてはいけません。
それが今回のYahooアカウント必須処置なのでしょう。
Yahooのユーザが増えれば、そちらで収益を産み出すことが出来ます。
これってどんなWebサービスでも、いつかは決断を迫られる問題だと思うのですよね。
ユーザにとっては面倒なだけの機能を追加しなくてはいけないという。
一歩間違えれば、多くのユーザにそっぽを向かれてしまいます。
タイミングだったり、事前の告知だったり、やるべきことは沢山あります。
きっと大きな決断だったと思われます。
まとめ
でも1ユーザとしては歓迎しないよ!
試しに今日(6/16)にGoogleアカウントでログインを試みてみました。

”Flickrを使い続けるには、Yahooアカウントでサインインしてね!
でも大丈夫!今までにアップした写真やビデオはちゃんと見られるから!”
だそうですよ…。
…
……
………
そして面倒だけどアメリカのYahooアカウント作ろうかなぁ…と悩むのでした。
今回は以上!
ಬೈ!!