
DIALOG IN THE DARKとは?
有名なのか、そうでもないのかイマイチわからないので、一応説明させて頂きます。
公式サイトは以下です。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、 暗闇のソーシャルエンターテインメントです。 参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、 暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートの …
以下、公式サイトより。
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、 暗闇のソーシャルエンターテインメントです。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、 暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。 その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、 そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。
簡単に言うと本当の真っ暗闇の中を、視覚障がい者の方の誘導・サポートにより、先へ進んで行くというゲームです。
感覚の変化が面白い!
イマイチ面白さが伝えにくいのですが、あまり詳細に中身について書くとネタバレになってしまうので、真の真っ暗闇の中に放り出されてからの感覚の変化を書いていきたいと思います。
(視覚は文字通り感覚ですので、完全に人によります。)
第1段階:恐い。とにかく恐い。
いざ部屋の中に入ると、本当に何も見えません。
真っ暗です。
真の暗闇なので、眼が慣れてくるということもありません。
まず最初に感じたのは恐怖でした。
自分がどっちに進んでいるのかもわからない。
壁にぶつかるかもしれない。
何かにつまづいて転ぶかもしれない。
とにかく恐怖しかありませんでした。
頼りにできるものは、手と足裏の感触、あとは匂いだけです。 それすらも最初は信用できません。
第2段階:見えないことに慣れてくる。
人間というのは良く出来たもので、見えないことに慣れてきます。
何をもって慣れると言うのか、という話はありますが、とりあえず恐怖感は薄れてきます。
最初の変化として、声で誰がどこにいるのかが検討がつくようになります。 これは大きな進歩です。
自分が1人で取り残されているのではない、という安心感を得ることが出来ます。
入り口で白杖(はくじょう)という棒を渡されます。
これで自分の進む先にあるものを探るのですが、この棒の使い方がわかってきます。
最初に軽いレクチャーを受けるのですが、
- 地面をこすれば状況がわかります(デコボコ、ツルツル、ザラザラ)
- 地面を叩けば硬さがわかります
慣れないと、そもそもこの棒すら信用出来ないのです。
棒が何にもぶつからない=前に進んでも大丈夫なのですが、信用できません。
第3段階:見えないことが普通になる。声でコミュニケーションが取れる。
不思議なことに、目が見えないことに慣れます。
もちろんゲームという、安全が保証された場所だからというのは大前提ですが。
そして、声でコミュニケーションを取ることに慣れてきます。
最初は意識して声を出して自分の場所を知らせたりするのですが、ゲームも終盤に近づくと、ごく自然に声を掛け合ってコミュニケーションをとることが出来るようになります。
人間の適応能力といのは凄いものがあります。
まとめ
ゲームと侮る事なかれ。
一度真の暗闇を経験してみると良いと思います。
あと思い知らされたのは、視覚障がい者の方の凄さです。
僕はあくまでもゲームでしたが、視覚障がい者の方は車が走り、人の溢れる外の世界を同じ感覚で生活していることになります。
凄い、という陳腐な言葉でしか説明できないのが大変申し訳無いです。
おまけ
ゲーム中に教えて頂いたのですが、日本のお札は角の感触で種類が判別出来るようになっているそうです。
ぜひお手元のお札を確認してみてください!
今回は以上!
o dabọ!!