
※後半に撮影可能エリアの写真があるので、観に行かれる予定の方はご注意ください。
東京の国立近代美術館で開催中の「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」を観に行ってきました。
本展は日本の建築家56組による75件の住宅建築を、400点を超える模型、図面、写真、映像などを通して紹介する壮大な試みです。
引用 : 東京国立近代美術館
…というもの。
昨年からローマとロンドンを回ってきたそうです。
展示は様々な建築物の図面や模型、写真など。
特に図面に関しては、細かいことはわかりませんが見ているとワクワクしてきます。
全部ではないですが、後半のエリアは撮影可能となっています。
最近では撮影可能な展覧会も増えてきていますね。
撮影した写真をSNSにアップする人も多いと思うので、それによる宣伝効果も狙っているのかもしれません。
一番興味深かったのは、戦後の日本の建築は工業製品であるということ。
もちろん一部のお金持ちはフルオーダーの豪邸を建築ということもあったと思います。
しかし大半の家は、地方から東京に出てきた若者が、結婚して子供をもうけて建てるもの。
高度経済成長なども相まって、とにかく安く・簡単に・大量に建てる必要がありました。
そうなると家はもはや製品なんですね。
規格化し、部品化したほうが簡単で安くできます。
しかし現在、またフルオーダーとは行かないまでも、セミオーダーの人気が高まっているとのこと。
規格化されてどれも同じ、という所に、自分なりのこだわりを一点追加するような家です。
たぶんこれから日本の人口が減少していく中で、家の建築数も減っていくでしょう。
そこでまた家のあり方も変わっていくのかもしれませんね。
ここで撮影可能エリアの写真をいくつか。








会期は10/29までとなっています。