
ふと思い立って、6/26に東京国立近代美術館で開催中の「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」に行ってきました。
正直なところ全く知らない方ですし、詩というものにも特に興味があるわけでもないのですが、他に目ぼしい展覧会も無かったため行ってきたのです。
どのような展覧会かというのを公式サイトから引用させて頂きます。
6月7日から始まる「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」は、挑発的な展覧会になるだろう。というのも、いわゆる絵画や彫刻ではなく「詩」の展覧会になるからだ。本展は「声」にフォーカスするという。それは、書くだけでなく、語る(パフォーマンス)、撮る(映像、写真)、そして旅することで詩について思考する吉増剛造だからこそ可能な再表象の手段と言えるかもしれない。
という感じ。
読んでも全く内容が想像がつかないまま行ってきました。
行ってみてビックリ。
まず会場が暗いです。
入り口には暗幕がかかっており、くぐって中に入ると、真っ暗な中に展示作品がボーッと浮かび上がっている感じです。
この雰囲気だけでも、なかなか良いものでした。
展示されているのは正に詩。
手帳にびっしりと書かれた詩です。
そして写真も撮られていたようで、海外の写真に短い詩を添えたものも展示されています。
そこは写真が好きな人なら楽しめるかも。
あとは会場に常に詩の朗読が流れています。
WIkipediaによると、
詩の朗読パフォーマンスの先駆者としても知られ、海外でも積極的に朗読ライブを開催している。
ということなので、朗読もメインの展示の一つです。
ご本人が朗読し、録音した大量のカセットテープも展示されています。
全体として、詩に造詣の深い方でなければ、雰囲気を楽しむという感じでしょうか。
真っ暗闇で見る詩と、常に聞こえてくる朗読。
お子さんではちょっと恐いかもしれません…w
1回ではなかなか理解できないということを見越して、チケットの半券があれば、次回は半額弱で入場することが可能です。
2回行ってみると、また少し違った感想を得られるかもしれません。
個人的には行って良かった展覧会でした。
というわけで今回は以上!
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